鳥蛇害対策 補修

 近年、都市部や住宅地で、ハトやカラスその他の鳥類の数が増え、それに比例して糞害等に悩まされる事例が急激に増加してるようです。

 特に送電鉄塔や変電所鉄構での苦情や被害はムクドリとカラスによるものが大半を占めるようですが、より大型の鵜などの糞によるがいし表面の汚損による電気事故も発生しているようです。

 当社では鉄塔部材上にテグスを張りめぐらせるテンバードの取り付け補修の活線工具を開発したことを皮切りに

風車型のもの、針山型のもの、ペースト状の忌避剤など、様々な鳥害防止器具を活線で取付接置を行ってきました。

鳥の種類、設備の状況などで対策は異なると思われますが、お客様の御要望の鳥害防止器具を活線で取り付けます。

鳥害防止器取付

電動工具によるテンバードの取り付け作業
活線で取り付けたテンバードです
ご要望の鳥害防止器具取り付けます
活線で塗布したペースト状の鳥忌避剤

ギャラリーでご紹介したのは、取付状況ですが、取付後の交換、補修、既存の鳥害防止器具の除去も活線で実施致します。 

 

鳥蛇害対策について・・・
野生鳥獣保護の原点は、人の餌をあてにする野生鳥獣を殖やすことではなく、あくまでも自然生態系のなかで、その動物本来の生態のままに種の維持を行えばよいのであって、それが自然環境を維持するに繋がります。佐渡島の<トキ>などの様に放置すれば絶滅してしまう状況の種は別ですが、単に「可愛い」とか「可愛そうだ」とかの感覚で、ハトやユリカモメ・タヌキやイノシシ等に餌を与えることは、周り廻って人間にとっての害鳥、害獣を作っているのと同じです。善意とはいえ積極的に給餌することは、野生鳥獣本来の適正な生息数を、より過剰な繁殖へと助勢し、生態系のバランスを破壊し、人間、動物双方の共存を人間側より一方的に難しくしているのです。  又、動物側にとっても、増えすぎて邪魔になれば害鳥、害獣だと駆除され忌避されるのでは、たまったものではありません。  私どもがお手伝い出来るのは、あくまでも忌避対策であって、捕獲や殺戮、間引きではありません。従って、忌避対策を施した所に「トリ」を寄せ付けないだけで、追い払われた鳥達は別の所へ行くことになります。しかし、長い目で見れば、営巣の出来なくなった個体は繁殖の道を絶たれ、自然に個体数は適正数へと減少していくと思われます。上で述べましたが、確実で恒久的な対策は、人が互いに理解し協力しあい、餌を与えないように努力する事がベストの対策と判断されます。